QC検定(品質管理検定)を受けてみよう!!
QC検定とは?
品質管理検定またはQC(Quality Control)検定とは日本規格協会が主催している検定です。
品質管理に関する知識をどの程度持っているか客観的に評価することが出来ます。
2005年の第1回試験に始まり、今年で12年目。
現在は年2回(9月と3月)の試験が実施されており、最近1年間(平成28年度)では、全国で約12万6千人がこの試験を受けているそうです。
また、全国約120か所で試験を実施しています。
私は去年、初めてこの資格があることを知りました。へーこんな資格もあるのかという感じ。
検査工程を主な仕事としている私としては、勉強した方がようのではないか、と思いつつも先延ばしになってしまっていたのですが……笑
来月初めて検定を受けることにしました!
どんな人が受けるといいの?
級は4級から1級まであります。
対象となる方々は、以下のような人のようです。私はとりあえず3級を受けます。
1級/準1級 | 品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々 |
2級 | QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々 |
3級 | QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など |
4級 | これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、大学生、高専生、高校生など |
実際どんな人が受けるの?
受験に必要な資格はありません。したがって、どんな人でも受験可能です。
なので、最低年齢12歳、最高年齢72歳という幅広い方が受験、合格しています。思ったよりも年齢層が広くてびっくり。笑
平均すると、30代の方が一番多く受けているようです。
男女比の公表はされていないようなのでわかりませんが、上位成績者のお名前を見る限り、女性の名前はほとんど見られなかったので、現在は男性の受験者が多いようです。
合格率は?
発表されている最近の合格率だと、
- 4級:84%
- 3級:42%
- 2級:21%
- 1級:12%
年によって合格率はまちまちですが、3級は大体50%前後の合格率。
1級に関しては、10%前後の時が多いようですが、去年は6、7%しか合格者がいないという、弁理士試験や行政書士、気象予報士並みの合格率の低さです……(比べる対象なのかいまいちわかってないですが、数字だけだと笑)。
とにかく難しいようですね。
4級〜2級はマークシート方式ですが、1級は2次試験(論述)が入ります。ちなみに、論述が不合格だった場合に、準1級という級が頂けるそうです。
勉強してみて
3級では、品質管理などの仕事をしていると基本だとされるようなことが、多く書かれていました。
品質管理がなぜ大切なのか、また、次工程はお客様という考え方や、品質管理するうえで大切な、データの取り方・まとめ方などなど。
勉強してみると、QC7つ道具のことは知っていても、普段の資料でうまく活用できていなかったり、グラフの見方をきちんとわかっていなかったり…新QC7つ道具という問題解析方法は使ったことがないな、など、勉強になります。
試験を受ける受けないは別として、勉強して損はないかなという印象です。
興味があれば、受けてみてはいかがでしょうか?
参照:日本規格協会