中国ローカル自慢の日本人!!
前回は、中国では街中を走っている路線バスにもリスク・危険があると書きました。
東莞では、中国人スタッフも怖いので乗らないと言っていました。
ところが路線バスに好んでの乗車する日本人もいるのです。
それは、中国のローカル自慢をするのが好きな日本人で、日系工場の品質管理の支援をお手伝いした会社にいた人がそうでした。
その人は、中国でのキャリアを買われて中途で現地採用された年配の方でした。
その会社でも移動は会社の車または、タクシーを使うことになっていました。
当然その人もそうした手段で必要な移動をしていると思っていました。
ところがある時、こんな自慢話をしてきました。
「シンセンの観欄から羅湖まで路線バスで移動して、2時間以上かかってしまったよ。でもバス代は○○元で済んだよ」と。
観欄というのは、ミッションヒルズゴルフ場で有名なところです。
しかも部下の日本人駐在員が同行させていました。
同行者はいやがりましたが、上司の言うことに逆らえず従うしかありませんでした。
本人は交通費を安くあげたことを言いたかったみたいでしたが、この交通費の節約に何の意味があるでしょう。
タクシーを使えば、30分くらいで移動できます。その時間、仕事をしてもらった方が会社としてもいいのです。
時は金なりですし、まして事故に巻き込まれるようなことがあれば、その対応や処理で時間と費用がかかります。そうした考えを持ってほしいものです。
みなさんの周りにもこうした中国ローカルを好む人、自慢する人がいるのではないですか。
中国に溶け込むのはよいことだと思いますが、危険のあるなしはしっかり判断してもらう必要があります。