中国路線バスのリスク!!
中国現地社員のマネジメントの中には、リスク管理も重要だとここ何回か書きました
そのひとつとして中国において交通事故は身近に存在する、しかも日本に比べてはるかに高い確率で起きるリスクだという話をしました。
わたしがいた会社のある中国工場で、日本人駐在員が乗った車が事故に遭い、腰の骨を骨折して長期入院をしたこともありました。
交通事故は自分の注意だけでは避けられない場合もありますが、「安全運転をする、交通ルールを守る」ことで事故に遭遇する確率を下げることはできます。
工場のトップは雇った運転手に安全運転や交通ルール遵守の徹底を図り、少なくとも自社の車が事故の原因となることがないようにしてほしいと思います。
今回は、中国の街中を走っている路線バスのリスクについて考えてみます。(高速バスは含みません。)
中国では近場はもちろんですが、結構な距離の路線バスがあり市民の足となっています。
路線バスのリスクというのは交通事故もありますが、社内のスリや強盗に遭遇するリスクです。
わたしは東莞に駐在していましたが、日本人駐在員は路線バスの利用は禁止されていました。
仕事の移動で使うことはありませんが、休日のプライベートでの移動が禁止の対象でした。
実際、当時の東莞の路線バスの社内で中国人スタッフが金品を取られたとか、現場を見たというのをよく聞いていました。
中国人の女性スタッフも怖いので乗らないようにしていると話してくれました。
ところが路線バスに好んでの乗車する日本人もいるのです。
特に中国のローカル自慢をするのが好きな日本人にその傾向があるように思います。