中国新幹線・列車内の様子!!
厦門北駅発-泰寧往き15:39発の列車は、定刻通りに発車しました。
列車は一部空席がありましたが、ほぼ満席でした。そのせいか車両のドア付近に立っている乗客が何人もいました。
ただ、この列車は全席指定席なので座席がとれないと乗れないと思っていましたが、どうも立ち席でも券を発売しているようです。
空席だったところも、次の駅で人が乗ってきて埋まりました。
座席は、日本の新幹線の普通車と同じ3席、2席の作りになっていました。
びっくりしたのは、座席にリクライニング機能が付いていないことでした。
以前乗ったシンセンの和諧号は、リクライニングシートだったように思います。
それでも特に不便さや不快さは感じませんでした。
車内前方には、やはり日本の新幹線と同じように電光掲示板があり、主に停車駅とその時刻の表示と列車の速度表示がされていました。
中国の新幹線は時速300km出るようですが、わたしが乗った泰寧往きの列車は、山の中を走るので200kmまでしか出ないとスタッフが教えてくれました。
確かに表示板を見ていても200km以上にはなりませんでした。
この列車にも社内販売があり、飲み物とちょっとした食べ物を売っていました。
売り子は女性でしたが、その態度はまさに中国と言った感じで、実に愛想なく不機嫌そうでした。
目的地の三明北駅までは、2時間10分程の旅でした。ほぼ定刻通りに到着しました。
終点の1つ手前の駅ですが、たくさんの人が下車していました。
ホームには登り階段と下り階段がありました。
みんなが下り階段を下りていく中、迎えの車の待ち合わせが2階ということで我々はエレベーターで上に行き、改札方向に行こうとしたら、改札にいた係員から「こっちじゃない。下に降りろ。」と大声で怒鳴られました。
仕方がないのでホームに戻り、下りの階段を下りて改札口(出口)に向かいました。
なぜホームから下に降りたのか?
それは駅の構造が厦門北駅と同じで、出口は1F、入り口が2Fになっているからです。人の流れを一方通行にしているのですね。
これも旧正月の民族大移動時の混乱を避けるためでしょう。
さて、1Fから出た我々は、迎えの車が待っている2Fに再度上がっていきました。
ちなみに三明北駅も街の中心部からはずれたところに作られており、周りには何もありませんでした。