ラオスの就労ビザの更新がありました。| ラオス縫製工場の日常
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海外で働くときに欠かせないのが、就労ビザの取得です。日本も含め、どこの国でもそうですが、外国人が働くためには、その国の政府から許可を得る必要があります。
また、日本を含めどこの国でも役所への申請書類はたくさん種類があるもので、ラオスでも、もちろんいろいろな書類を役所に提出する必要があります。
ちょうどビザの更新があったので、ラオスの就労ビザの更新について紹介します。
ラオスでは就労ビザの更新と言っても、ビザの更新だけでなく、労働許可証とIDカードの更新を先に行わなければなりません。労働許可証を取って、次にIDカードを取り、最後に就労ビザの取得という流れになります。
また、就労ビザは、「LA-B2」という種類のビザになります。
※下が労働許可証です。
※下がIDカードです。
ラオスでは、外国人の就労ビザの具体的な更新は次の流れになります。
※下記は、更新手続きなので、ラオスに来て初めて就労する時の申請書類とプロセスは異なります。
1.労働許可証(Wok Permit)
ビザの更新手続きにあたって、最初に更新するのが労働許可証です。
まずは、ビエンチャン労働局から、就労の許可をもらえないと次のステップに進むことができません。申請時には次の書類が必要になります。このワークパーミットの申請先はビエンチャン労働局になります。
- 申請書
- パスポートとビザのコピー
- 期限が切れる労働許可証
- 所得税の支払い書類やその他の会社関係の書類のコピー
- 労働契約書
- 工場内規則のコピー
- 外国人労働者リスト
- 3枚の顔写真
- 労働許可証申請者の履歴書
※下が労働許可証の申請書です。上のある外国人労働者リストの書類も一緒にあります。
2.IDカードの更新
IDカードは、警察が外国人に対して、滞在することができるかどうかを判断して、発行されます。申請時に必要な書類は次の通りです。提出先は警察で、約1週間でできます。
- 申請書
- 新しい労働許可証
- 期限が切れるIDカード
- 所得税の支払い書類やその他の会社関係の書類のコピー
※下がIDカードの申請書です。
3.就労ビザの更新
労働許可証、IDカードができてはじめて、就労ビザを申請することができます。申請書類は次の通りで、提出先は外務省です。このビザも1週間くらいでできます。
- 申請書
- 新しい労働許可証
- 新しいIDカード
- 所得税の支払い書類やその他の会社関係の書類のコピー
労働許可証、IDカード、就労ビザの更新には、およそ一ヶ月弱かかります。
なので、ビザの期限が切れる、1ヶ月前くらいから、事務所のスタッフが、それぞれの政府機関に行き、申請書類を取ってきて、申請書の記入、その他必要な書類を集めて、それぞれの政府機関に提出していきます。
また、ビザ更新の手続で、それぞれ申請書類を購入し、それぞれの許可証やビザを得るのに合わせて450ドルくらいかかります。
このビザの更新のときには、いつも外国で働くということはある意味特別なことなのだなと感じます。
日本人が、日本で働くのであれば、毎年のようにたくさんの書類を提出して、日本政府からそこで働く許可をもらう必要はありません。
しかし、一歩、外国へでて働くとなれば、どこの国であってもその国の政府から許可を得ることが必要になります。その国の役に立つことが、その国で働くための条件となる訳です。
なので、これからも、縫製業を通して、ラオスの社会や経済に少しでも寄与していきます!!