名古屋外大「現代中国事情」講座!!
昨日(2012年11月5日)は、名古屋外国語大学で2回目の講義でした。
講座は、「現代中国事情」で、担当は前回に引き続き、製造業から見た中国ビジネスです。
前回は、日本企業が中国に工場進出してそこでものを作る、その難しさを話しました。
今回は、中国メーカーからものを買う、調達する場合の問題点や大変さについて話をしました。
ただし、今回は問題点ばかりではなく、良い点についても考えるようにしました。
中国人作業者によくない点はあるがよい点もある。
どんな良い点があるか考えてもらいました。
中国メーカーの問題点について話をした後で、逆に中国メーカーの良い点、強みにどんなことがあるかを考えてもらいました。
悪い点ばかりだったら取引はしない訳で良い点もあるのです。
そういうこともしっかり認識してもらうと社会に出たときに、多角的視点でものごとを捉えることができると期待しています。
中国企業に生産委託をしたはいいが、納品されたものの不良率が70%でどうしようもなかった失敗事例を紹介し、日本では考えられないことも起きるということを胸に刻んでもらいました。
最後に中国製造業を取り巻く今の環境
- 安価で豊富な労働力は過去のもの
- 価値観の多様化による求めるものや品質の違い
- 他国の模倣技術や製品
これらをベースに中国製造業の今後の課題を考えてもらいました。
今回は、これがレポートの課題です。
読むのがとても楽しみです。
名古屋でのお昼は、駅のホームできしめんを食べました。
住吉で食べましたが、普通でした。
帰りには、「さんわ」の手羽煮をお土産に買って帰りました。