中国人と本当に交渉できるのか??(その2)
ここ2回ほど、中国人スタッフを怒る気力をなくしてしまった元工場長の話題を取り上げました。
前回、中国工場で総経理をやっている読者の方からのコメントを紹介しました。
今回は、それに対するわたしの考えを書きました。(前回のコメントをお読み出ない方は、前回記事を参照下さい)
中国で仕事をされている方には、少なからず思い当たるところがある方もいるのではないだろうか。
ご自身ではなくても、身近な人でこのような指摘が当てはまってしまうケースを見ているのではないか。
「中国人相手に卑屈といえるほどへりくだっている」こうなっている傾向はあるなと、わたしも感じています。
中国人とのコミュニケーションの基本として、言うべきことははっきり言う、これは大事なことです。
以前はトレーニングされた人が派遣されていたとありますが、わたしのいた会社も中国開放のときから中国に工場展開していましたが、トレーニングしていたようなことはなかったように思います。
「相手と交渉せずに、本社や上司をどう説得するかを交渉時に考える」これも典型的な事例ではないでしょうか。
怒る気力がなくなる理由に、最初はやる気満々だったけれど、中国独特の事情にやられてしまい、次第にやる気がなくなって何事もなく任期が終わればよいとなるようなことも多いのではないか。
いただいたコメントの続きがあります。実はこちらが本当に言いたいことだったようです。
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飲み屋で仲良くなった女の子と、些細な事でも、相手の将来を慮って、指摘、時には喧嘩するような事が、最近の駐在員でできているのか?
当方思うに、飲み屋の女の子とすら喧嘩できない奴が駐在していたら、それでは本気で仕事の交渉はできないと……