「クララが立った!」歩行を助けるパンツ型ロボット『curara(クララ...

「クララが立った!」歩行を助けるパンツ型ロボット『curara(クララ)』

「立った立った! クララが立った! うわ〜〜〜い!」といえば、アニメ『アルプスの少女ハイジ』で、体が弱く車椅子に乗るクララが、ハイジたちに見守れながら自分の足で歩き始めるという名シーンでのセリフ。この“人が人を助けるように”という思いから『curara(クララ)』と名付けられたロボットが誕生しました。

『curara』は、筋力が低下した患者の下肢に装着し、歩行動作を支援するパンツタイプのロボティックウェア。信州大学繊維学部と東京都立産業技術研究センターが要介護者の自立支援を目指して開発してきたもので、先日試作モデルの開発に成功、発表会を開催しました。

curara

手足の主な関節部分に小型軽量化したサーボモータと減速機を一体化したユニットを装着。センサーが読み取った装着者の動きに追従して歩行動作をアシストする「同調制御システム」を採用しています。着用する人の骨格を利用して関節の動きを補助する「非外骨格型」で、歩く方向を変える際に下肢をねじるなど、身体を自然に動かせるのが特長。しかも介助なしで約3分と短時間で装着できるそうです。

今後国内外で開催される展示会等にも出展し、数年後の実用化に向けて準備を進めていきたいとしています。

出典:日本初の「穿くロボット」、ロボティックウェアcurara®(クララ)新パンツタイプ・試作モデルを発表 ~約3分で装着可能、数年後の実用化目指す~


株式会社アペルザで「ものニュー」の記事制作をはじめ、コンテンツ制作を担当しています。これまでひたすら文系人生だったこともあり、ものづくり関しては何がわからないのかもわからないレベルです。ものニューを通じて私も知見を広げていきます。得意なことはけん玉で、特にうぐいすと灯台系は自信があります。