まさにサイボーグ!ラットの筋肉で泳ぐ、エイ型ロボット
今月頭、ハーバード大学の研究チームが魚のエイの形をした小型ロボットを発表しました。このロボット、モーターなどの機械ではなく、なんとラットの心筋細胞を動力源として泳ぎます。
アカエイなど「エイ上目」に属する魚は、平べったい体と頭から伸び長いヒレが特徴。エネルギーを抑えながら、波のような動きで優雅に水中を泳ぎます。その姿からヒントを得て生まれたのが、今回のエイ型ロボット。
大きさはわずか16mm、重さは10g。金でできた骨組みにやわらかい高分子素材をかぶせ、約20万個のラットの心臓の筋肉細胞を層状にして貼り付けています。この心筋細胞は光に反応するよう遺伝子操作されており、光を当てることで動きをコントロール可能。培養液の中で、秒速1.5mm程度の速さで動くそうです。
まさにサイボーグですね。