技術者の日常:ガスボンベ編
初めまして、今年4月に入社した玲子といいます。ベルギー人で、大学院で文学部地域研究学科日本学専攻課程を卒業しました。すなわち文学女子ですが、現在TECDIAの第5技術グループでエンジニアをやっています。
その私が子供のころから科学などにもすごく興味があったので、仕事でエンジニアとして半導体の製造に関わり、様々な実験をしたりして充実した暮らしを送っています。そこで、最初の記事では配属になった二か月後ぐらいの話をしたいと思います。
朝から雨が降り続けていた。ガスボンベ搬入の日で、初めて一人で立会いをすることになっていた。
午前11時ごろ電話がなり、ガスのおじさんの迎えに急いだ。クリーンウェアから白衣、白衣から普通の洋服へ。靴も毎回履き替え。「お待たせしました!こちらへ」とガスのおじさんをガスボンベが管理されている部屋へ案内した。そこで、おじさんがボンベを変えようとしたところアラームが鳴り始めた。
ビックリ!
水漏れのアラームだ。どうしよう!どこの機械??と慌ていたうちに部長が現れた。まだ鳴り始めたばっかりなのに、部長の素早い反応に感動した。クリーンルームの中にいた先輩も来た。中で鳴っているアラームがすごくうるさいらしい。
みんなで水漏れの機械を探していたら今日は雨だったことを思い出し、ガスボンベとおじさんの道具箱に滴る雨の滴に気がづく。
水漏れの原因が分かった。雨だ!
アラームをリセットして、全部が丸く収まった。
これは技術部に入って初めてのアラームでした。この仕事では神経を研ぎ澄ます必要があるようですね。ちなみに、次のガス搬入の日も雨でした。
技術者の日常、続く。
玲子