体育会系出身社員の強み
私は誰もが想像する典型的な体育会系出身社員です。体育会系出身というバックグラウンドを持つ社員ならではお話をしたいと思います。
簡単に自己紹介ですが、私は現在入社(新卒)12年目の営業です。小学校低学年からスポーツを始めました。環境に恵まれたこともあり、全国大会で優勝した経験もあります。そんな私は、文武両道を理想としながらもバランスはどうしてもスポーツ寄りになってしまい、高校・大学への進学は全てスポーツ推薦、そして、就職も部活の先輩の紹介で今の会社に就職したという、まさに典型的な体育会系出身者の経歴を歩み現在に至ります。
体育会系社員とは
体育会系出身社員の印象というと、私がよく言われたり感じたりするのは、「気合いが入っていて、体力バカ」それは、とても合っています。押してダメならもっと押せ。足りない部分は気合いでカバー。ギブアップしません。
「上下関係に慣れている」それも合っています。今では社会問題に発展しそうな想像を絶する上下関係に生きてきたので、礼儀正しく務めることはもちろんのこと、私のなかではこの先これ以上の修羅場は起こらないという自信があるし、正直ちょっとやそっとのことでは何も感じません。あったとしても乗り越えられる自信があります。これらは時にストレス耐性が強いとも評価されます。
従順で文句も言わずに都合よく働いてくれる社員だと思います。それで仕事の良い結果もついてくるとなると、立派な企業戦士の誕生です。
体育会系社員の光と影
そんな、我々体育会出身社員にも“影”の部分があることを認識しなければなりません。私も体育会出身なのでたくさんの同期や先輩、後輩を見てきました。会社の核となって立派に働いている人もいれば、会社や社会にフィットせず思うような成果をあげられていない人もいるのです。
私たちはスポーツではなく、会社で働いています。今までのようにそのスポーツでのみ発揮されてきたであろう技術や天賦の才は使えません。自分のことを天才と思ったこともあると思うし、言われたこともあると思います。でもそれは限定されたスポーツの中でのみ通用するものです。体育会系社員が会社で活躍するためには、体育会系出身者ならではの強みを履き違えることなく、社会で通用する形に進化させてあげなければならないと考えるのです。
真の強みとは
実際に私が考える体育会系出身者の一番の強みは、気合いでも体力でも従順さでもありません。いまでも私が体育会系出身者で良かったなと思う強みは、「競争を知っていて勝利することができるという実績があること」です。
スポーツという常に競争の中に身を置いて、他の誰よりも努力を積み上げて、勝てる自分(チーム)を育てて勝利に導く。こんな貴重な経験を幾度も、しかも選りすぐりの強敵相手にしているなんて、こんな素晴らしいことはないと思うのです。そしてそれは、ある意味テーマがあればだれよりもうまく物事をすすめられるという実績を持っているのです。
会社にいても常に競争が発生することは変わらないと思います。勝利へのプロセスを仕事に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれません。例えば、自社と得意技が同じ競合が現れた。その時どう戦って会社を勝利に導くか?チームの弱点はスピードにある。どんな強化をすることでチーム力を高めるか?皆さんは色々な想像を張り巡らせると思います。
わたしはこんな体育会系出身者ならではの強みを技術としてどんどん生かしていっています。そして会社方針に沿って行動(規律違反や反則はダメですよ)していれば、その勝利は会社や仲間の利益に直結するものだと信じています。
以上、体育会系出身者社員の技術のひとつとして参考にしていただけると幸いです。
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