冬とセラミックと乾燥

冬とセラミックと乾燥

こんにちは、たまごです。

弊社の製品には、「セラミック」という材料を使って作る製品があります。

 

セラミックというと、歯医者さんのインプラントとか茶碗とかコンクリートとか…のイメージが強いと思いますが、実は、電子部品としてのセラミックも、作り方としては同じようなものです。

原料となる粉と水(or 溶媒)をこねて、乾燥させて形を作り、焼く。

ざっくり言うと、セラミックは全部これです。

 

ところで冬になると心配なのが、「乾燥工程」。

工場で量産する時は、温度・湿度一定の乾燥炉を使えば一番いいのですが、小さい実験や検証をしたいときなどは、炉を使わずに作ることがあります。

そういう場合、冬などは湿度が低く、他の季節と同じような乾燥状態を保ってくれず、ばらつくのです。

乾燥のばらつきが起こると、作るものにもよりますが、焼成前の粘度が変わって扱いづらくなったり、特定の場所で割れやすくなるなどします。

これはどんなセラミックでも共通することだと思います。

陶器Image28-1

分野は違いますが、インプラント屋さんや茶碗屋さんやコンクリート屋さんも、同じような悩みをもちながら冬を越している…のではないでしょうか?(勝手に仲間意識)

このへんのばらつきをどう抑えるかというのが、世の中のセラミック屋さんの腕のみせどころなのかもしれません。

私はまだまだですが…がんばります!

 

参照:ステンレスとは – ステンレス協会


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。