2つに区分した作業者への教育!!
前回は、作業者を単純作業者とスキルを必要とする作業者に分ける。
それぞれに必要な教育が必要と書きました。
単純作業者は採用後、品質を確保するという役割を果たせるようにして、
できるだけ早く現場に投入することも求められます。
そのためには、これら作業者に多くのことを教える必要はなく、
必要最低限のことを覚えてもらうようにするのがポイントです。
必要最低限とは何かと言うと、
「作業方法や作業をするための簡単なスキル」
「良品と不良品の区別」
「作業のルール」
「最低限の品質意識」
です。
特に良品と不良品の区別をしっかり教え、
不良品が発生したときの処置ルールを守らせることがポイントです。
次に、スキルを必要とする仕事の作業者への教育をどのように進めるかについて考えます。
最初に考えるべきことは、どのレベルのスキルを作業者に求めるのかを決めることです。
日本の工場にいる職人や匠と言われる人たちと同じレベルのスキルまでを求めるのでしょうか。
正直中国人にそこまでのレベルを求めるのは難しいと言えます。
と言うよりもそこまで育成することが難しいと言った方がわかりやすいかと思います。
日本にいる職人や匠の人たちは短期間でその域に達した訳ではありません。
10年20年場合によっては30年という時間の中でその域に達したのですから。
中国人がそれだけの時間待てるでしょうか。
待てないですね。
すぐに結果を欲しがります。
だからどこまでのスキルを中国人従業員(作業者)に求めるのか、
やらせるのかを会社として考えなくてはならないのです。
職人や匠の域まで求めない場合でも、育成にはある程度の時間がかかります。
ですから誰をその対象者にするか、この選択がとても重要になってきます。
会社にずっといてくれる人を対象としないといけないと言うことです。