0.25㎜チップのハンドリング

0.25㎜チップのハンドリング

はじめまして、品質保証部のたまごです。今年で入社3年目となりました。

技術者? に入るか微妙なところですが、ブログに参加することになりました。

よろしくお願いいたします!

 

最初に何の記事を書こうか迷ったのですが…今仕事でかかわっている、

セラミックコンデンサについて書こうと思います。

セラミックコンデンサに関わるようになり、今でもすごいなあと思っているのは、チップの小ささと、その取扱い(ハンドリング)です。

 

弊社のセラミックコンデンサ製品のなかで、0.25mmのサイズの製品があります。今、これが最も小さいデザインです(2016年10月現在)。

このサイズは、調べてみると、だいたいゾウリムシと同じくらいらしいとのこと!

(ゾウリムシは200~300ミクロンくらい)

 

シャーペンの芯と比べると、このくらい。

そして、フィリピン工場の人たちは、これをピンセットでつかんで、トレーに詰めたりひっくり返したりしているらしい……!? ときいてびっくり。

私も不良品解析のために、自分でチップをつかんで観察したりもするのですが…いつも静電気でこうなります。

 

そして、振り落すためにピンセットを動かしたり、トレーに押し付けたりしているうちに、いつの間にか彼ら(チップ)は居なくなっているのです…。

床に落ちた0.25mmのチップを、床を這って探すのは、もはや修行に近いです。

先輩社員さんたちが、落ちたチップを泣く泣くあきらめる姿も何度か目撃しました…。

 

そんな苦労もありますが、電子部品の小型化が進む中、小さいセラミックコンデンサは必須です。

お客様のためにも、これからも地道にピンセット技術を磨いていきたいと思います!

 

品質保証部 たまご


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。