電解重合による導電性高分子膜の生成

電解重合による導電性高分子膜の生成

私が働く職場では、よく電気めっきと呼ばれるプロセスを行います。

今回は、電解重合(electropolymerization)というめっきと同様のプロセスを紹介します。どちらも電流を使用してマテリアルを乗せていくプロセスです。

電解重合は、ポリマー系の電流を使用して堆積させる際に使用します。下のグラフは、電解酸化重合(oxidative electropolymerization)を表します。

堆積されたポリマーは、導電性ポリマ(conducting polymer)と呼ばれ、エレクトロクロミズムに使われます。

また電圧を変更することで、青色の状態と色の無い無職の状態をスイッチすることができます。

電解酸化重合のバンドキャップを調整することによって、青、無色以外にもさまざまな色に変更することができます。

次回は、電解酸化重合やその他興味深いアプリケーションについてお話したいと思います。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。