脱泡とセラミックスの密度の測り方

脱泡とセラミックスの密度の測り方

本日のお話は「脱泡とセラミックスの密度の測り方」です。

関係各所に、基本じゃないかと怒られそうですが、私のような初心者向けに気にせず書いていきます。

密度というと、みなさんはまず

 

密度 = 重量 / 体積

 

この式を思い浮かべるかと思います。

理想的な物質であればこの式から正確な密度が算出できますが、例えばこんなものの密度を求めることになったらどうでしょうか?

体積を測ろうにも穴が開いている部分の体積は正確にはわかりません。

そのため見かけよりも重量が軽くなり、密度が正確な値よりも小さくなることが予想できますよね?

そして今回例としてチーズを挙げましたが、実際にセラミックスの焼成を行うと表面にごくごく小さな穴が開いている、まさにチーズのような状態になっています。

 

そのため、焼成の評価において重要なパラメータである焼成密度を測定するためには、少しばかりの工夫が必要になるのです。

今回、この密度の測り方について実験を行ったので、写真を付けて紹介したいと思います。

次回へ続く(文字数の関係上ですみません…)


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。