納入仕様書って何?~はじめての納入仕様書~

納入仕様書って何?~はじめての納入仕様書~

こんにちは☀︎yonaです!

先週、セブに出張していたため、寒暖差が辛いです…(笑)

冬に暖かい国に行くと、少し贅沢な気持ちになりますよね☆

190821:01

出張なので、しっかり仕事してきましたが…セブの海…とっても綺麗でした!!(笑)

そして、本日は春節!国庆节です☆新年快乐♪

今日は、納入仕様書についてお話をしたいと思います!

「納入仕様書」とは

製品を販売したり、購入したりする際には、様々な文書を取り交わしています。納入仕様書は、その内の1つの文書で、納入側(製造側)が購入側(顧客)に対して発行します。記載されている内容を簡単に言うと、「私たちはこの製品を、Aという仕様で作っていますよ!」というスペック表の事です。

同じような意味を持っている「購入仕様書」という文書もありますが、購入仕様書は、購入側(顧客)が、納入側(製造側)に対して、「Aという仕様で作ってください」というスペック表となります。

納入仕様書 = 納入側(製造) → 購入側(顧客)
購入仕様書 = 購入側(顧客) → 納入側(製造)

つまり、購入側と納入側のどちらが発行している文書なのかによって、「購入」仕様書なのか「納入」仕様書なのか変わってきます。

190821:02

「納入仕様書」の記載内容

記載内容は、多岐にわたります。ただし、絶対に書かなくてはいけない内容はありません。

製品を製造している納入側としては、「できる限り保証の範囲を狭くしたい」「製造の歩留りは良くしたい」という気持ちがあり、購入する側としては、「安心・安全なものを購入したい」という気持ちがあります。両社とも、自社にメリットのある取交しをしたいのは同じです。そのため、両社が納得のいく合意点を見つけながら仕様書の製作を行います。

記載内容としては、主に

製品概要 ; 図面や仕様、性能について
品質関係 ; 外観検査の基準や検査内容
出荷形態 ; 梱包・出荷の形態について
有効期限 ; 納入仕様書の有効期限など

それ以外にも、細かい内容が記載されます。性能の保証や、保管方法など記載内容を、顧客と話合った上で、お互いのメリットになる文書を作り上げていきます。

「納入仕様書」と「購入仕様書」は、作り上げていくうえで、納入側(製造側)と購入側(顧客)の合意の元、進めていく書類となります。そのため、この2つの文書の記載内容に差異はありません!

この冬、初めて納入仕様書の担当者になりましたが、何のために作る文書なのか、何を記載しなくてはいけないのか、わからないことばかりでした!その際に、参考にしたページがあるので、参考にしてみてください!

納入仕様書

https://seihin-sekkei.com/method/delivery-specification/

yona.

 

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テクダイヤの開発・生産に携わる、若手エンジニアによる公式ブログ。技術情報はもちろん、失敗談や体験談など有益な情報を幅広くお伝します。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。