産総研、どの方向から見ても画像が自分に向いているように見えるディスプレイを開発
産業技術総合研究所は、特殊なレンズ構造を使った独自の表示技術(特許出願中)を開発し、360度どの方向から見ても画像が正面を向いているように見えるディスプレイのプロトタイプを開発した。
同ディスプレイは、複数の利用者が同時に異なる角度から見ても、また歩きながら見た場合でも常に全利用者に正面が表示される。そのため見づらい角度や死角がなく、確実に表示内容をとらえることができるという。
表示装置のサイズには制限がほぼなく、大規模イベント会場や駅・病院といった公共施設の案内や標識、文房具や玩具などさまざまなシーンでの活用が期待できるとしている。