生産管理での考え方を日常生活に取り入れてみたら、キリがないということがわかった。
セブ工場(通称CMI)での自分の業務は、主に生産管理に関わる仕事です。
生産管理では、
4M(Man=人員、Machine=設備、Material=部材、Method=方法)、
QCD(Quality=品質、Cost=コスト、Delivery=納期)、
フォーキャスト変更時の対応、人員・設備・スペースの稼働率、
その他にも色々なことが関わってきます。
これら全てを常に意識して、安定した生産を維持できるようにするのが……とても難しいです。
最近では、作業者が便所やクリニックへ行く回数・頻度、または作業者の休みが多い=転職を考えているのか? など、
このような内容に対しても、敏感に考えるようになりました。
そんなわけか、買い物や食事に行くたびに、「こんな考え方・見方」を持つようになりました。
近所のスーパーで買い物をしていた時には、
「何でこのお菓子は、値段が高いんだろう?」と思うことがよくあります。
これだけなら、他の人も言うかもしれません。
しかし、自分の場合は、
「何か特殊な材料を使っているのだろうか?」「いや、単純に包装用紙に金をかけているだけなのではないか?」
「製造単価は安くても、販管にかかるコストが高いのかな? だったら、調理器具・設備(償却)?」
……などと考えてしまうのです。
逆に値段が安くなった場合は、こんな考えが頭をよぎってしまいます。
「あれ、工数削減でもしたのかな?」「安い材料への変更?だったら品質はどうなんだろう?」「出荷方法を変えたのかな?」
はたまた、会社のみんなと行くラーメン屋では、こんなことを思ってしまいます。
「え、何でこんなに多くのスタッフがいるの? 半分以上のスタッフはIdle・NoWIP状態じゃん……」
「あ、もしかして2号店を開くために教育してるのかな?」
「この部屋は、夜のガソリンスタンド以上に明るいよなぁ~。フィリピンの電気代って、かなり高いはずなのに……」
「麺は自家製なんだ。じゃぁ原材料費はどれ位かかっているのかな?」
「……ということは、このラーメン屋は月にXXXぐらいの売上が無いと、トントンにならないんじゃないかな?」
「……ってことは、ラーメン1杯に掛かるこの値段は高い?安い?」
……職業病でしょうか。(笑)
こんな考えを持つ人は、他にいませんか??
南国の坊主@CMI