火災事故・要因が重なった時に起きた!!
※こちらは2014年11月20日に公開された記事です。
火災の原因のひとつは、液量センサーをOFFにしていたことでした。
もうひとつ原因があったのです。
この火災は夜間に起きたのですが、夜間の作業は1人で行っており、監督者がいない状態でした。
しかも、まだ十分に慣れていない作業者、入社して1~2ヶ月の作業者にやらせていたのです。
このように工場での事故は、要因がいくつか重なることで起きると言えます。
ひとつの要因だけで事故が起きることは多くないでしょう。
ただし、その要因が重なった時には、大きな事故となり工場に深刻な影響を与えることになります。
この工場では、火災が発生する要因を常に抱えながら生産をしていたことになります。
その状態で、別の要因が加わって事故が現実のものとなってしまったのです。
こんなずさんな管理をしていれば、火災が起きたのは当たり前だと感じた方もいると思います。
しかし、管理する側の知らないところでいつの間にかこのような管理になってしまっていることがあるので、注意を怠ってはいけません。
このやり方、管理方法でも作業者が手順通りやりさえすれば事故は起きないと考えるのは危険です。
作業者が手順通りにやらない場合でも、事故が起きないような仕組みが必要だ。