測定は正確に

測定は正確に

どうも、ねねです。

あっという間に入社から一年経ってしまいました。

かと言いましても、まだまだぺーぺーであることには変わりませんので、これからも日々精進していくのみです。

 

それでは本編です。

本日の話は、「測定は正確に」です。

実験をしていると、必ず測定を行う機会があると思います。さて、普段何気なくしている測定は本当に正しい値を出せているのでしょうか。

 

測定値は結果としても、考察のヒントとしてもとても重要なものです。

信頼できる値が出ていなければ、測定データに逆に惑わされてしまいます。

 

  • 欲しい情報に対して使っている測定器は適切か
  • 測定試料の準備は適切か
  • 測定器周りの環境は問題ないか
  • 小数点のいくつまで読むのかetc…

 

何の測定においても必ず正しい方法とルールが存在します。

これをきちんと守ったときに初めて測定器の本来の力を発揮することができるのです。

 

先日実験のため、電子天秤で重さを量っていると測定値が増えたり減ったりと全く安定しませんでした。

何度か置きなおしたりしてみたのですが、状況は変わらず、正確な重さが量れません。

そこで大先輩から「天秤を置いてる場所が悪いんじゃないか」とのご指摘を受けました。

 

置いている場所を見てみると、

 

①入口近くで風の影響を受けやすい
②机が揺れ等の影響を受けやすい
③水平が取れていない

 

と、すぐに思いつくだけでもこんなにも秤量の精度を精度を下げる要因があったのです。

そこで大先輩に手伝っていただきながら、

 

  • 定盤を設置
  • 部屋の内部へ移動
  • 定盤の水平だし
  • 天秤の水平だし
  • 装置の校正

 

を行い、やっとのことで準備を整え、現在は値がぶれることなく安定した数値を測定できるようになりました。

日常的に使用しているとついつい思考停止してしまいがちですが、

これを機に周りの装置、測定器が何故ここにあるのか、きちんと性能を出せているのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。