業界専門用語:同じ単語でも、業界が変わると全く違う意味に捉えられる?!
各業界に様々な専門用語があることは、多くの方がご存知の事かと思います。
製造業も同じです。
弊社テクダイヤの製造工場(通称:CMI)には、大きく分けて3つの製造部門があります。
・セラミック応用製品(単層コンデンサ、セラミック回路基板、など)
・精密機械加工製品(ノズル、ニードル、など)
・半導体組立・実装製品
同じ工場であっても、各製造現場では独自の用語があれば、全部門共通の用語もあります。
言ってしまえば、CMIという国の中で使われる方便&標準語といった感じでしょうか。
ところで皆さん、「ドカ停」という言葉を聞いたことありますか?
これは、設備稼働率などに関わる専門用語なのですが、
ドカ停=設備や生産が、長時間にわたり(ドカッと)停止したり空転したりする状態を意味します。
設備エンジニアが不在となる夜勤や日祝日の稼働日には、起きてほしくない内容。
生産管理者は「ドカ停」という単語を聞くと、ドキッとしてしまう、胃に負担がかかる、あまりフレンドリーでない用語です。
ところが。。。実は、ちょっと前に知った事なのですが、
他の業界でも同じ単語=ドカ停を使い、しかも良い意味で捉えられているとの事。
どの業界だか、想像つきますか?
正解は、写真撮影を行うフォトグラファーや写真家達で、特に鉄道の写真を撮る人々です。
調べてみると、鉄道・電車が長時間停車している事をドカ停と呼ぶらしく、この時間はフォトグラファーや写真家にとっては、絶好のシャッターチャンスになるみたいです。
同じ単語でも最悪と最高の意味を持つ用語になるとは、不思議ですね。
もしかしたら、「マジか、最悪!」と思っても、「いやいや、XXXX業界にとっては、これ以上ない嬉しさ!」といった、所変われば品変わる的な感じでしょうかね。
どうですか?皆さんの業界にも、このような用語はありますか?
CMI 青木
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