東陽テクニカ、非接触式の自動車ホイール・エンジン挙動計測システムを販売開始
東陽テクニカは、アメリカの自動車挙動計測のリーディングカンパニーWZ Metrology社の自動車ホイール・エンジン挙動計測システム「EZ Motion2」を販売開始した。
車両の挙動制御技術の高度化・複雑化により、ホイール、およびエンジンの挙動を多次元・高精度に計測する必要性が高まっている。しかし従来のホイールの挙動測定装置は測定対象に重量のあるセンサーを直接取り付けてることで負荷を与えてしまい、正確な挙動計測が難しい。また悪路での計測では振動ノイズの影響を受けやすいなどの問題があった。
「EZ Motion2」は、ステレオカメラとパッシブターゲットを使用した非接触方式で、ホイールやエンジンに影響を与えることなく挙動計測ができる。また従来の非接触式3次元挙動測定器と比べてもカメラを車体近くに設置できるため、振動に強い。さらに外乱光ノイズ除去フィルタを装備し、カメラ方式で問題になりやすい太陽光の影響を最小限に抑制して正確に挙動を計測できるという。
【特長】
高精度測定:変位 ±0.07 ㎜
高速サンプリング:500Hz
外乱光ノイズ除去フィルタ(太陽光対策)
暗所向け内蔵光源(曇り空対策)
周囲振動のキャンセル機能