東莞の城区でも人は集まる!?
先に取り上げた会社は、工場統合の一つとしてシンセンから東莞の城区に工場を移転した。元々城区に建屋は持っていたので、それを活用するということのようだ。
生産をするにあたっては当然従業員(作業者)を募集しなければならない。人が集まらないといわれている時期に、城区で人が集められるのであろうか。
結果としては3000人近い人を集めて生産活動も軌道にのせることができていた。この3000人を集めたポイントを聞いてみた。
先ず給料。この地区の最低賃金(その時点で)は950元であるが、これに多少の上乗せをしている。額は教えてもらえませんでした。そして残業代を加えることでそれなりの収入になるようにしている。
次に寮。今はある程度の設備を整えないと来てくれないとのこと。この会社では部屋にトイレ、そして温水シャワーを設置している。今までの多くの社員寮では、トイレ・シャワーはフロワーで共同などになっていることが多い。
最後が食事。会社の食事がおいしいこと。その食事代の補助もある。この会社の食事は従業員にもおいしいと評判らしい。だいぶ前にここでお昼を食べたことがあったが、その時はお世辞にもおいしいとは言えなかった。
この点を聞くと、食事を提供する業者を変えたとのこと。尚、食事は設備は自社で用意しているが、作っているのは外部業者、つまりアウトソーシングをしている。
たぶん人集めのポイントはこれだけではないと思うが、現在の最低限の内容と理解した。