東莞で工場経営する覚悟を持つ!
前の記事で、広東省の状況が以前と比べて一変してしまった今、中国に進出をするならどこ(地域、場所)を選ぶかについて書いた。沿岸部ではなく最初から内陸部を選択することも十分ありとした。
このような状況、東莞市に吹いている逆風の中でも、東莞で利益を出す工場にする覚悟を決めることも選択肢の一つだ。工場を新たに立ちあげる場合に十分な検討をし、東莞でやると決めたら逆風に立ち向かうことだ。
覚悟を決めれば、今吹いている逆風を乗り越えようとする力が湧いてくるはずだ。以前書いた制約こそ努力と工夫を生むということにつながる。もちろんそのためには、関わっている人すべての叡智を結集することが必要だ。
そして覚悟を決めるということは、何よりも諸々の逆風となっていることに対して、それをできない、うまくいかない言い訳にはできないということだ。
現在東莞にある工場でも同じことがいえるのではないか。工場進出した後に急激な外部環境の変化があったわけだが、それを言い訳にしても始まらない。どこかよそに移転することを選ぶのか、移転しないことを選ぶのか。
移転できないということもあろうかと思うが、それも移転しない選択と同じだ。移転しないことを選んだのなら、東莞での現状を嘆くのではなく正面から立ち向かう覚悟が必要だ。