日立、自ら接客・案内サービスをおこなうヒューマノイドロボットを開発
株式会社日立製作所は、ヒューマノイドロボット『EMIEW3』とリモートブレイン構成のロボットIT基盤を開発したと発表した。
『EMIEW3』は、店舗やオフィスビル、病院、駅などにおいてサポートが必要なユーザの元に自ら移動、接客・案内サービスをおこなうことを目的に開発されたヒューマノイドロボット。遠隔で音声・画像・言語処理をおこなう知能処理システムと複数の拠点に配置されたロボットを監視・制御する運用監視システムからなる「ロボットIT基盤」と連携させることで、高度なサービスを提供できるとしている。
【機能詳細】
■リモートブレイン構成に基づく基礎処理で実現する優れた能動性
音声・画像・言語処理などの知能処理をロボットの外側で行う「リモートブレイン機能」を採用することで、高度な接客と案内サービスを可能に。人の動作やネットワークカメラとの連携による環境認識により、サポートを必要とするユーザーを見つけて自ら接客行動を開始する。
■ロボットのサービス稼働率を高める運用性
複数のロボットを遠隔から総合的に監視・制御する運用監視システムにより、複数台のロボット間での情報共有やサービスの引き継ぎができる。
■多様なサービスに対応する機動性の高いロボットボディ
身長90cm、重さ15kgと小型で軽量のボディ。人と強調して移動できるほか、転倒からの起き上がり機能も搭載している。