日本の当たり前は通用しなかった。フィリピンと日本の違い~時間編~

日本の当たり前は通用しなかった。フィリピンと日本の違い~時間編~

フィリピンに訪れた人は、知っているかもしれない。

≪フィリピンタイム≫という、フィリピンならではの時間のルーズさを表現した言葉。

約束の時間に来ないのは、当たり前。早く行くことが、逆に悪だとすら感じている。

 

一方、意外なことに、出社時間はある程度守られていると感じる。

そんな中、それよりも一番守られているのは、退社時間。

どれだけ大きな問題が発生していても、終業時間になるとそそくさと帰っていく。日本人だと、そうはいかない。

 

日本人が頑張りすぎているだけなのか、と逆に思ってしまう場面である。

そんな彼から、私は学んだことがある。

別に焦る必要はない。焦るよりも、落ち着いて考えて、対処すべき。

 

そんな風に考えられるようになった。彼らから、ゆとりを教えてもらった瞬間だった。

さて私の話より、フィリピン人にいかに時間を守らせるか。という話をしよう。

(※以下、私の独断と偏見による意見です)

 

遅刻してきたものにいくら叱っても、全く効果がない。

遅れたのは、私のせいじゃない。仕事ちゃんとするからいいでしょ。

そんな具合だ。

 

彼らは嬉しいや楽しい、悲しい等の感情を大きく重視するということ。

ルールを守らない時に、私が悲しい、可哀相(Luoyロオイ)と思わせる事で結果的にルールを守ってもらえることがある。

Naguolko(俺は悲しい)と言うことによって、物凄く悪い事をしてしまったと感じる。

 

つまり、彼らは《ルールや規則<感情》で動いている。

単に仕事を押し付けるのではなく、彼らの行動の基盤となっているものを刺激し、共に仕事をしていかなければならない。

 

ルールで動く日本人。

感情で動くフィリピン人。

郷に入っては郷に従え。

気持ちはきちんと伝えろ。

 

第2技術Gr.TAKA


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。