技術者の日常:外観検査・顕微鏡編
どうも、玲子です。
配属になった第5技術グループでは様々なことをやっていますが、その中の一つは外観検査員(見習い)です。
検査はとても難しい、熟練度が要求される仕事です。
微妙な色違いやなかなか気づかない小さな傷などを見つけ、NGかどうかを判断するのが毎日の務め。
最初は見えていなかったものを見えるようにならないと仕事にならないという現実に生きています(笑)
検査オンリーの日に使う集中力は半端ないです。
だって、同じであるはずのチップとパターンの間違い探しのようなものをひたすら繰り返しているからです。
普段の間違い探しと違っているのは:顕微鏡を通してやっていること、手際よくピンセットを扱いながらやっていること、そしてミクロメーター単位でやっていることです。
そしてほぼ毎日使っている顕微鏡には、デジタル顕微鏡(Digital Microscope)というものがあります。
私が使用しているこのDMSでは、観察しているものがパソコン画面に映り、倍率は1,000倍まで上げられます。
また写真を撮ったり、寸法を測定したりすることもできるので、とても重宝しています。
しかし(私だけかもしれないが)DMSの光がとても眩しいです。
直接見なくても眩しいです!
チップを動かすときにチップを見てしまうと乗っている金(乗っていなくても眩しいのだが)に光が反射して、光の残像で短時間見えなくなります。
そのため、コンピュータ画面を見ても見たいところが見えなくなっていることが、しょっちゅうあります(涙)