技術者の日常:クリーンルーム・顕微鏡編
おはようございます、玲子です。
私たち第5技術グループ(5G)は会社にいる時間はたいてい一日クリーンルーム(CR)に入っています。
このクリーンルームでは様々な実験や開発をしたり、製品の生産をしたりしていますので、湿度、温度と空気中のパーティクルを厳しく管理しています。
私たちのクリーンルームはクラス10,000です。
配属になってから定期的にパーティクル測定しているが、1000を超えることは見たことがなく、0.5μmのパーティクルが0か10しかない時もあります。
しかしすべての装置や顕微鏡がクリーンルームに入っているわけではなく、デジタル顕微鏡も他の部屋にあります。
この部屋は白衣とクリーン靴で入る部屋です。
そこで、デジタル顕微鏡でサンプルを観察していたところ、埃が付着する瞬間を目撃しました。
信じられなかったんです。
埃があふれる外の世界でも結構あり得ない話なのに、一日ずっと同じところを観察しても絶対起こらないものを目撃しました。
奇跡と言ってもいいでしょう。
100倍で見ていたが、あんな小さい面積にもっともっと小さい埃が付くこと、その一瞬を見るなんて、ショックでした。
一緒にサンプルを観察していた先輩もビックリしていました。
一生に一回見るか見ないかのものを見てしまう印象的な出来事でした。
そして、こういう小さな出来事で盛り上がるのも私たち5Gです。
技術者の日常、続きます。