意外と知らない金(Au)について!特徴から用途までご紹介します

意外と知らない金(Au)について!特徴から用途までご紹介します

皆さん、こんにちは。プーさん大好き、広報室の入社2年目です。この技術ブログはテクダイヤの全社員がリレー形式で投稿しています。ブログの管理は広報室で行っています。毎日少しづつブログを見ていただけている回数が増えていて嬉しいです。読者の皆さま、ありがとうございます。

さて、本題に入ります。
今回は「金(Au)」についてまとめてみたいと思います。金は宝飾品だけではなく、工業用にも幅広く活用されています。実はテクダイヤの製品にも金は使われているのです。金の特徴から用途までご紹介いたします。

①そもそも金とは
②金がとれる場所とは
③価値が高い理由とは
④用途とは
⑤テクダイヤ製品と金の関わりとは

 

① そもそも金とは

金は元素番号79の金属元素です。私たちの普段生活している中では、個体として存在しています。金属としては重く、やわらかく、特に柔軟に変形する性質に優れており、金属の中で最も薄く延ばすことができます。なんと、金が1グラムあれば数平方メートルまで広げることができます。また、耐食性(酸化しにくく錆びにくい性質)や熱伝導性、電気伝導性にも優れているという特徴を持ちます。

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② 金がとれる場所とは

金は熱水鉱脈と呼ばれる、岩石の割れ目が局所的に集まった鉱物で満たされている場所で取ることができます。この熱水鉱脈は、地下のマグマで熱せられた高温の熱水が岩石の割れ目を、様々な鉱物や元素を溶かしながら通過していき、その後、温度や圧力の低下などで、含まれていた鉱物や元素が岩石に結晶化して形成されています。つまり、この結晶化した鉱物が金ということです。

③ 価値が高い理由とは

金は、生成されるときから金単体で自然界に存在しているため、不純物を取り除く作業をする必要がなく、装飾品として用いられた最古の金属とされています。日本では749年に現在の東北地方で金が発見されました。では、なぜ金は価値が高いとされているのでしょうか。それは他の金属と比較しても年代を経ても基本的な性質を損なわず、価値を保存する性質に優れていることが大きな理由です。

④ 用途とは

宝飾品の用途

皆さんもご存知の通り、指輪やブローチ、イヤリングなど様々なアクセサリーだけでなく、美術工芸品や建物などにも使用されています。金はさびることがないので安心です。

ちなみに…。

アクセサリーでよく見かける「24K、18K、10K」や「24金、18金、10金」という文字。実は金の純度と他の金属の配合率を表していたのです。純金は柔らかくそのままでは装飾品として機能しづらいため、別の金属を混ぜて装飾品をつくります。24K(24金)は純度100%、18K(18金)は純度75%、10K(10金)は純度41.67%です。純金である24Kは柔らかく傷つきやすいため、ネックレスなどでは18Kが主流です。

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工業用の用途

①で述べたように金属は耐食性、導電性に優れているため、1900年代になってからは工業用の金属として様々な分野で活用されるようになりました。現在は携帯電話やデジタルカメラ、パソコンなど幅広い電子機器に使用されています。しかし、パッと見では金がどこに使われているか、わかりません。実は、電子機器のなかにある、「コンデンサ」と呼ばれる電子部品に金が使用されているのです。

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テクダイヤのコンデンサ

 

⑤ テクダイヤ製品と金の関わりとは

テクダイヤもこのコンデンサを提供しています。

コンデンサは、④で述べたように、金が使用されており、その金の伝導性を活かして電気を蓄えたり放出したりする役割を担っています。電気回路を有する電子機器には、必ずと言っていいほど、このコンデンサが使用されているのです。テクダイヤのコンデンサは、熱に強い絶縁体であるセラミックをサンドウィッチする形で、とっても薄く金が張り付けられています。大きさ0.25mm~1.50mmのコンデンサが電子機器の中にたくさん使用されているんです。

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製品提供先は、世界中の半導体デバイスメーカーなど、通信に関わる様々な企業です。最終製品としては、携帯電話基地局や、データセンター、人工衛星などになります。さらに、現在、注目の置かれている5Gにも大きく関わっています。5Gとの関りについてはこちら▷5G通信とテクダイヤの関わり

最後に

金について、まとめてみましたがいかがでしたでしょうか。実はテクダイヤの製品にも使用されていたのですね~。

余談ですが、来年には東京オリンピック2020が開催されます。1位~3位の選手に授与されるメダルは、なんと私たちの携帯電話・パソコン・デジタルカメラなどに使用されている金属のリサイクルでつくられるそうです!金属が使用された電子機器がたくさん身の回りにある現在の社会は「都市鉱山」と呼ばれているそうです。すごいですね~。詳しくはこちら▷「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

参照:

金 – wikipedia

熱水鉱脈 – wikipedia

18Kと24Kの違いは金純度!18金は銀15%と銅10%を含む|金投資 …

 

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創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。