工場監査は監査する人間の性格が出る?!
中国駐在員時代は購入部材の品質責任者をしていたので、仕入先の工場監査は数多く行いました。
自分一人ですべての仕入先を回れる訳ではないので、他のスタッフ(日本人、中国人)に行ってもらうこともありました。
面白いことに、工場監査にスタッフの性格が出るのです。
工場監査を行うとどんな立派な会社でも、何らかの問題点や改善すべき課題は見つかります。
監査での指摘に厳格な性格や気弱な性格、細かい性格、大雑把な性格など色の違いが現れます。
30代半ばの中堅スタッフがある工場に監査に行ったあとの報告書をチェックしたらなんと50項目の指摘をして、そのすべてを直せと先方に要求していました。
このスタッフは、原則に忠実な厳格な性格と言えるでしょう。
監査にはこうした厳しい姿勢が必要なのは間違いありません。
50項目も指摘する内容があるということは、その工場のレベルがまだこちらの要求するレベルになっていないことに他なりません。
早急にこちらが満足できるレベルになってもらわないと困るということです。