工場監査は事前準備で決まる!!
中国駐在員時代は、取引先さんの改善指導を担っていたので、
多くの工場監査を行ってきました。
同じ工場に継続して何回も行くこともありましたが、
新規の取引先であれば、当然初めての訪問となることも多かったです。
工場監査の目的はその時の状況で違ってきますが、
大きく分けると2つに分かれます。
一つは、品質問題発生による改善/問題潰しを目的としたもの。
もう一つは、新規購入先の管理状況などを確認し、購入可否を判断するもの。
工場監査もいろいろな業種で数をこなしていくと、
初めての業種や工場でも弱いポイントや問題となりそうな工程が掴めるようになってきます。
だからと言って何も準備せずに行って、
いきなり監査をしても大丈夫と言う訳ではありません。
限られた時間の中でいかに効率よく情報を吸い上げ、
危なそうなポイントを見つけ改善につなげていくには、事前の準備がとくに大事です。
人間はもの忘れの動物です。やろうと思ったことすべてを覚えていられません。
特に監査の時などは、
相手の回答次第で話があっちに行ったり、こっちに来たりすることはよくあります。
確認しようと思っていたことはどっかに行ってしまう、忘れてしまいます。
わたしも工場監査を終えて自分の会社に戻ってから、
「あっ、あれを聞くのを忘れた」と言うのが何回もありました。
それを防止するのと事前に監査内容を整理するために、
監査チェックシートを作るようになりました。