安川電機、自動車OEM、部品メーカー向けの塗装に最適化した中型塗装ロボットを発売
株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、産業用ロボットMOTOMAN(モートマン)の塗装ロボットシリーズとして、携帯電話などの小物用途から自動車などの大物用途まで、それぞれの用途に最適化したラインアップを幅広く取り揃えている。
そして今回、高度な塗装品質が求められる樹脂系部品のバンパー、スポイラー塗装に加え、水性塗料用の大型ベルガンも搭載可能な中空手首を備えた新型塗装ロボット『MOTOMAN-MPX2600』を4月26日より販売開始すると発表した。
部品単体塗装はもちろん、網塗り、スピンドル塗装、連続コンベヤによる追従塗装にも対応可能で、塗装技術の進化や工程のコンパクト化などのニーズにも柔軟に対応する。
主な特長
1.中型ワークに適したスタイリッシュなデザインを実現
ロボットをスリム化したことにより高密度配置が可能で、自動車樹脂部品等の中型ワークの塗装に最適。
斬新な丸みを帯びたスタイリッシュなデザインにより、塗料ミストの蓄積を抑えロボットの手入れも簡単に行える。
2.広い動作範囲と省スペース化
S軸(ベース部)とL軸(下アーム部)のオフセットをなくすことにより、ロボットの動作範囲を最大化。
これによりロボットをコンパクトにレイアウトすることができ、省スペース化を実現。
塗装ブースを縮小できるため、ブース空調によるCO2排出およびランニングコストを低減する。
3.全方向設置が可能
マニピュレータの軽量化により、床置き、壁掛け、天つり設置が可能。
また、壁掛け時のS軸動作範囲-90°~+90゜を実現。生産スタイルに合わせて自在なレイアウトを構築できる。
4.可搬質量15kgで様々な塗装機器を搭載可能
手首軸のモーメント・イナーシャ強化によりロボット手首軸可搬質量はこのクラスのロボットで最大級の15kg。
複数ガンやベルなどの塗装機器を搭載できる。
5.塗装機器の高度な制御が可能
高機能ロボットコントローラDX200により塗装機器の制御が可能。
塗装に特化した機能により吐出量・高電圧・エア条件などの塗装条件をロボットプログラムにて直接制御できる。
オプションで塗装エア盤も用意。
主な用途
自動車樹脂部品、各種金属機械等の中型ワーク塗装
出典:『新型塗装ロボットMOTOMAN-MPX2600を発売- 自動車OEM、部品メーカー向けの塗装に最適化した中型塗装ロボット -』株式会社安川電機