外観検査-1人ですべてを検査するのが当たり前!?
前回の外観検査の話が好評でしたので、今回も外観検査に関する話を書きます。
外観検査セミナーで受ける質問の中に
「一人の検査員がひとつの製品に発生する不具合すべての検査を担当させているが見逃しが減りません。何かよい方法があれば……」
というものがあります。
一人の検査員がひとつの製品の外観を検査している。
これはどこでも行われていることです。
これだけでは状況がよくわからないのでよく聞いてみると、検査員が全体にかかる大きな傷の有無を先ず検査する。
その後に、細かな傷をチェックするというやり方をやっているとのことでした。
その方は、検査の様子を見ると検査員はちゃんと検査しているようだが、見逃し、特に細かな傷の見落としがある。
稀にだが、全体にかかる大きな傷の見逃しも発生していると話してくれました。
一人の検査員が全体と細部を見ると聞いて見逃し発生の要因が想像できました。
これは、目の焦点を変えるために起きていると言えます。