外観検査-検査員の入れ替り対策は!?
外観検査は、分析型官能検査なので検査員には、トレーニングが必要と前回書きました。
教育をして一定のレベルに達しないと外観検査員として、量産品の外観検査をやらすことはできません。
質問をされた方の中国工場では、教育をしても検査員がすぐに辞めてしまい、検査レベルの向上どころか維持もままならないということでした。
入れ替りが激しい中で検査精度を維持する方法ですが、微妙なものは信頼できる特定の検査員に判定させることです。
それ以外の検査員には、1次検査として良品と不良品の判断が容易なものだけを判定させ、微妙なものは判定しないようにするのです。
例え入れ替りが激しくても辞めないでいてくれる検査員は必ずいるはずですから、そうした人を信頼できる検査員に育てるのです。
良・不良が微妙なものを特定の検査員が判定するので、バラツキは小さくすることができます。