外観検査-新人検査員の品質保証!
人の流動性が激しい中国では、新人のレベルをいかに早く引き上げるか、
戦力化するかは重要なポイントです。
今までに何回か書いていると思いますが、
仕入先の不良原因対策報告書を読むと新人作業者を理由にしたものが非常に多い。
わたしのイメージでは、20~30%くらいになっているのではないかと感じている。
新人作業者に起因した内容を見てみると、
・作業者が作業方法を間違えた、知らなかった
・判断基準が十分理解されていなかった
など、教育が不十分であったことによるものが、ほとんどです。
生産工程であれば、
万が一ある工程で不良を出したとしても、
後工程に投入できなくなるとか、
発見することが出来る場合もあるかもしれませんが、
検査部門でとなるとそうはいきません。
検査は顧客に不良を流出させない最後の防波堤となっているからです。
検査担当者に1ヶ月もの間、
教育をしないで検査をやらせていたことなど考えられないでしょう。
その間の品質保証はどうなっていたのだろうか。
例え、事前の教育をちゃんとやっていてもある期間は、
新人概観検査員が検査したものは、ベテラン検査員が再検査して、
その精度をチェックすると共に、品質を保証する手立てとすることが望ましい。