外観検査員-教育せずに検査実施??
今回はリード線加工メーカーを監査した時に見つけた問題点を紹介したいと思います。
新人教育に関する内容でした。
どこの会社でも新人には何かしらの教育をしてから、現場に送り込んでいるはずです。
教育内容は、会社の決まりやルールなどの一般教育と実際の作業に関するものがあります。
会社によっては、実作業に関する教育はやらずに現場に配属してしまうところもあります。
そういう会社は、現場で実践を通して覚えてもらうやり方ですね。
いわゆるOJTで、班長なり先輩作業員が先生となって作業方法を教えます。
ものをセットしてスイッチを押すだけの作業があれば、先ずそれをやらせたりもします。
ただし、検査部門ではそうはいきません。
検査の方法や基準をきちんと教えていないといけない。
多くはテストや認定制度を設け、そのレベルを担保するようにしている。
検査部門の間違いは、直接的に会社の品質に繋がるからです。
ところが、このリード線加工メーカーさんでは、
新人入社後に外観検査を担当させていたにもかかわらず、
外観検査に関わる教育を1ヶ月の間実施していなかったのです。