地デジ用ブースターの自作①

地デジ用ブースターの自作①

2週間ほど前に会社のテレビの映りが悪かったのでテレビ用のブースターの製作をはじめてみた。

要求特性は400~600MHzで20dB程度。

電源はDC電源使用で接続端子はFコネクタ。

ネットで検索したら2SC3355を用いての製作例が最も多かったので製作してみた。

 

2SC3355
http://www.alphacron.de/download/hardware/2SC3355.pdf

 

しかし100MHzほどまでしかゲインが確保できなかったため、アンプを変えた。

使ったのはこちら。少し入手が困難かも?

ERA-5SM
http://www.minicircuits.com/pdfs/ERA-5SM+.pdf
 

一個200円。2SC3355が秋月で1個20円なので10倍かぁ。

データシートに丁寧に回路が乗っているので特に難しいことはない。作るだけ。

試作一回目がこちら。

 

うわー。がったがた。

一応増幅しているが、配線がぴょんぴょんしているのとGNDが甘いせいでひどい。

もう少し安定させたいので改良。

 

  • 電源ラインと信号ラインのGND分離
  • すべて表面実装パーツに変更
  • ネジで基板をシャーシに固定してGND安定
  • 配線が極力短くなるように小型化

 

以上を終えて計測したら発振した。くそ面倒くさい()

アンプからGNDまでの経路が長くてLC発振してるのだとか。

→アンプの近くに穴をあけてGNDに直結

こんなの言われなきゃわからん……。

 

結果がこちら

 

だいぶ安定した(よかった)。

それでも1GHzくらいからがたがた落ち始めているのでもう少しきちんと作って安定化を図りたい。

アンプの特性は4GHzまででるみたいなので。

 

初心者ですが頑張って勉強します。

結果が出たらまた報告。

ちなみにテレビは配線が間違っていたらしい。分配器の出力に入力を入れていたらしい。なんだそのオチ。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。