品質保証部の私が工業用ダイヤの外観検査で感じる、ダイヤモンドの美しさ
自社製品のダイヤモンドスクライバーの外観検査を行っているとき、、ダイヤモンド内から反射してくる光がとてもきれいで思わす「キラキラしてきれい」と言葉に出てしまいました。工業用のダイヤモンドですが天然ものでほぼ透明のダイヤモンドを使用しています。
ということでダイヤモンドの輝きのひみつについて調べてみました。
色石は色調の美しさをを楽しむのに対してダイヤモンドは光の輝きを楽しむことにあるそうです。
光の輝きには3種類あり、ディスパージョン、スパークル、ブリリアンスと言い、この3つの光の要素が揃うことによって、美しい輝きを放します。
1.ディスパージョン(ファイア)
ファイアとも言います。ダイヤモンド内部に入った光が、屈折を繰り返す中で それぞれのベクトルへ分解され、プリズム効果のように様々な色へ変化します。虹色に輝く色彩豊かな光です。
2.スパークル
シンチレーションともいいます。 ダイヤのクラウン側の33面(ファセット)に当たった光が、見る者の眼の動きまたは光源の動きによってキラキラとする光のフラッシュ効果をもたらします。また内部及び外部反射に起因する明るい部分と暗い部分の相対的な大きさ、配置およびコントラストによって明るさが変わるキラキラとした光です。
3.ブリリアンス
ブリリアンシー、ブライトネスとも言います。 ダイヤモンド内部に入った光が屈折をへてそのまま上部へ反射する、 強く白く輝くダイヤモンド独自の美しい輝きです。
記事下記引用
https://www.jewelry-cf.com/pages/knowledge/diamond/spark
ちなみに下記写真はダイヤモンドスクライバーです。ダイヤモンドの奥に白い模様が見えます。(これ、ブリリアンシー効果か)
宝飾ダイヤにはかないませんがダイヤモンドスクライバーの奥に見える光は一品一様できれいです。
なんて、仕事中に「きれいだな~」と見とれている場合ではありません。
不具合が流出しないようしっかり外観検査を行っていきます。
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