再雇用された元工場長??(後篇)
日系大手企業で7年間中国工場の工場長をやっていたAさん。
一旦日本に戻った後、別の中国工場の総経理として赴任。赴任中に定年を迎えました。
日本に再び戻った後に、以前工場長として赴任していた中国工場に今度は技術顧問として赴任することになりました。
工場長時代は、瞬間湯沸器と言われるほど熱い人でした。
ところがAさん、今度の赴任ではすっかり人が変わってしまったという噂が聞こえてきました。
中国人スタッフにガミガミ言ったり、顔を真っ赤にして怒ることはまったくと言っていいほどなくなったようです。
工場長として結果を出さなければならない立場から、技術顧問と言う責任があいまいな立場になったので、本気度が違っているからと考えるのが普通かもしれません。
一方でAさん本人の言葉として、いくら言っても変わらない中国人スタッフにあきらめの境地に入ってしまったとの話も伝わってきました。
こういった境地に入ってしまうのは、立場や年齢的なことを考えるとある意味しょうがないのかもしれません。
「あきらめたら終わり」中国で思い出して欲しい言葉です。
本社も中国をよく知っているから、技術があるからだけで送り込んでいると思いませんが、その他の影響をよく考える必要があります。