入浴剤飲んで死亡したという報道を見て改めて思う、薬品棚卸業務の有用性
ロシアでエタノールが入っているからと入浴剤をお酒代わりにして死者が出ているというニュースを見ました。
実はメタノールが入っていたのが原因、とのことでした。恐ろしい。
今日は私の仕事のうち、棚卸について少し書きたいと思います。
クリーンルーム内の薬品や部材の在庫管理担当なのですが、主な仕事が月末にある棚卸です。
配属直後は先輩の手伝いをしていた私も、今はいつの間にか棚卸を終えているレベル(盛り気味)にまで成長しました。
手伝い時代は、毎月毎月こんな面倒な仕事やっているのか……と思っていました。正直。
ただ今思うと、ふとした瞬間に役立つ仕事だったのです。
テクダイヤのクリーンルームでは様々な薬品を使用しています。
しかも薬品庫が複数あります。
化学卒とはいえ、卒研はひたすら粉を混ぜて焼いていた私には、どこにどんな薬品があるのか覚えることは難しいことでした……。
そこで棚卸です!在庫管理です!
毎月毎月すべての薬品を取り出しているうちに場所を覚えることができます。
各薬品の該当法令を覚えることができます。
危険物は貯蔵量に問題がないか確認するうちにどこに該当するのかを覚えることができます。
そして、危険物取扱者の資格がぐっと身近になります。
そんな感じで、棚卸は正直面倒な仕事ですが、自分たちがどんな薬品を取り扱っているのか、どんな危険があるのか、薬品を取り扱う技術者に大事なことを学ぶいいきっかけになっているのではないかなあと思っています。