作業の理由を少しでも理解させる!!
あたり前のことができていないのが中国工場だと書きました。
当たり前のことがきちんとできていれば、そうそう不良が発生し、それが顧客の手元にいってしまうことはありません。
繰り返しになりますが、当たり前のことができていないのが中国工場なのです。
当たり前のことをしっかりやるために必要なことはいくつかありますが、そのひとつを紹介します。
それは、理由をちゃんと教えることです。
理由とは、例えば、
記録を付ける理由、
作業がそのやりかたをしている理由、
その作業自体が必要な理由
などです。
工場の中の作業や検査には、必ず実施している理由や、そのやり方をしている理由があるはずです。
その理由を作業者の人たちにちゃんと教育することが実はとても重要なことなのです。
作業の背景にある理由を知っていれば、勝手にやり方を変えることは少なくなります。
また、記録もどうして付けるのかを知っていれば、いい加減な記録はなくなってきます。
いちばんよくないのは、ただ作業をやらせていることです。
作業者の人たちも心を持った人間ですから、その心や感情を満たすことも重要な人材マネジメントと言えます。