企業の社名由来まとめ(機械編)あ〜さ行
ふだん何気なく目や耳にはいってくる“社名”。それぞれの企業の精神や理念、目標などが込められており、由来を調べてみると意外な発見があったりしておもしろいものです。製造業企業の社名の由来をまとめてみました。
機械編
(あ行)
アネスト岩田(エアコンプレッサ・真空機器、塗装用機器の製造)
アネスト(ANEST)は、真摯(EARNEST)であれ、正直(HONEST)であれ、そんな創業の精神「誠の心」を託した造語。Active&Newest Technology=常にいきいきとした活力と、新規性のある技術力を持った開発型企業であることを目指しているそうです。
アピックヤマダ(半導体製造装置金型総合メーカー)
先進性(ADVANCE)、精密性(PRECISION)、知性(INTELLIGENCE)、創造性(CREATION)の頭文字から。
エイチアンドエフ(プレス機械、各種FA機器類の製造)
日立造船(H)のプレス部門と福井機械(F)が統合したことから。
SMC(空圧機器・油圧機器の部品メーカー)
焼結金属(Sintered Metal)+会社(Company)の頭文字から。
NTN(ベアリングメーカー)
技術を担当した西園二郎のN、資本を投入した丹波昇のN、巴商会のTから。1989年にNTN株式会社へ社名を変更した際、「For New Technology Network(新しい技術で世界を結ぶ)」と意味付けしたそうです。
エヌ・ピー・シー(太陽電池モジュール製造装置の製造)
もともと真空包装機の製造・販売を主たる事業として設立した際に考えた「日本パッキングコーポレーション」という社名の頭文字から。
エンシュウ(工作機械メーカー)
もともと繊維機械メーカーだったことから、織物や織機産業のメッカと呼ばれた「遠州」に由来しているそうです。
オイレス工業(無給油式軸受けメーカー)
主力製品である「オイルレスベアリング(無給油軸受)」の略称。
オーエスジー(総合工具メーカー)
創業者の大澤秀雄(Oosawa hideo)、ねじ(Screw)、研削(Grinding)の頭文字から。
OKK(マシニングセンタ、工作機械の製造)
大阪機械工作所の頭文字から。
オカダアイヨン(建設機械メーカー)
旧社名であるオカダ鑿岩機の“鑿”という字が難しく(28画)、書類作成の際に面倒だったことから社名を変更。昭和40年代にもっとも売れた大型エアブレーカ「IPH400」の愛称“アイヨン”を採用したそうです。
オルガノ(水処理装置メーカー)
基幹材である「イオン交換樹脂」の略称「オルガノライト」から。
(か行)
川重冷熱工業(吸収冷温水機、冷凍機、ボイラメーカー)
親会社の川重に、製品の吸収式冷温水機の“冷”とボイラーの“熱”をつけたそうです。
KVK(給水栓金具の製造)
旧社名である北村バルブ株式会社の略称。
(さ行)
samco(半導体製造装置)
Semiconductor and Materials Companyに由来。半導体と材料開発の分野で躍進していくことを意味しているそうです。
CKD(空気圧機機、流動制御機器などの製造)
旧社名である「中京電機株式会社」と、Creative knowledge for Development(発展のための創造的知識)から。
ジェイテクト(ステアリングメーカー)
「J」は光洋精工と豊田工機が結びついたJoint、社会に喜びを提供する企業でありたいというJoy、日本から最先端の技術やものづくり力を発信し、日本に誇りを持ちたいという思いを込めたJapanの3つの意味。「TEKT」はギリシャ語で“卓越した技術を持つ者”という意味を持つそうです。
蛇の目ミシン工業(ミシン、産業機器の製造)
主力製品であるミシンの通称カマ部と呼ばれる場所におさめられたボビンのかたちが“蛇の目”に似た丸い形状だったことから「蛇の目式ミシン」と呼ばれるように。このブランド名を採用して社名にしたそうです。
JUKI(工業用ミシンなどの製造)
旧社名である「東京重機工業」から。
セコニック(精密機器メーカー)
前身の「成光電子工業株式会社」と、「エレクトロニクス」を合体させた造語。
ゼネラルパッカー(自動包装機械メーカー)
国際化時代に生き残っていくには世界に通用する独自技術を持ち、多くのお客さまから評価される企業であることが必要という前提のもと、グローバル市場でのパッケージブランドになることを目指すべくつけたそうです。
ソディック(工作機械メーカー)
お客様のためには「想像(So)」「実行(di)」「苦労・克服(ck)」をいとわない精神、という意味が込められているそうです。
た行以降はまた後日!