仕入先の検査で不良品を見つけられるのか?!
ニューヨークの地下鉄の凶悪犯罪を減らした対策事例から中国工場の工場基本管理をしっかりやることがいかに大事かを前回まで説明してきました。
そして、取引先指導では工場の基本管理を徹底することで不良品を流出させない仕組みを作ることに取り組みました。
先方で発生させてしまった不良を先方の工程検査や出荷検査で確実に止めるようにすることです。
なぜかと言えば、不良が社内で検出されずに外に出てしまう、顧客に納入されてしまうのは、工程検査や出荷検査が機能していないからです。
ですので、取引先の検査を機能させなくてはいけません。
取引先が実施している検査方法で発生した不良品を検出できるのか?
取引先が使用している検査機器は、こちらが要求している精度に合致しているか?
検査基準は、こちらが要求している基準、こちらが検査する基準と一致しているか?
特に、外観検査ではどうなっているのか?
これらを確かめました。
そのために故意に不良品を流して、検査で検出できるか否かを見極めることもしました。
そして不良品を検出できたら、次に大事になるのが不良品の処置であり工場基本管理なのです。