京セラ、米国ソリッド工具メーカーを子会社化し総合工具メーカーとして事業を開始
京セラ株式会社は、アメリカのソリッド工具製造販売会社SGS Tool Companyと、そのグループ会社を子会社化し、5月2日よりKYOCERA SGS Precision Tools, Inc.として事業を開始することを発表した。
自動車、航空、エネルギー、産業機械、医療など、さまざまな製品の金属加工で必要とされる切削工具。市場からは総合工具メーカーとして荒加工から仕上げ加工までトータルにソリューションを提供できる体制構築が求められているという。刃先交換型工具を主力とし、グローバルに展開する京セラグループと、幅広い市場に強みを持ち、米国・英国を中心に事業を展開するソリッド工具の製造販売会社であるSGS Toolが1グループになることでトータルソリューションを提供できる体制を構築し、市場のニーズに応えていくとしている。
【目的】
- 付加価値の高いソリューションの提供
- 北米地域での事業強化
- 両者のノウハウを活かした製品・技術開発
【SGSグループ概要】
社名:SGS Tool Company
代表者:Thomas Haag
設立:1951年
所在地:米国オハイオ州マンローフォールズ市
事業内容:ソリッド工具の製造販売
従業員数:335名(2016年2月末現在)