中国駐在員の位置付けは低い??

中国駐在員の位置付けは低い??

前回、前々回と中国赴任後1年足らずで帰任させられた駐在員の話を書きました。
本社側では即戦力ではなく中国工場で力を付けさせると考えていたが、工場サイドの希望とずれがあり前述のような結果になったのでした。

これに関して、メルマが読者の芋たこ北京さんからコメントをいただいたので、紹介したいと思います。

ここから↓

「工場で勉強して力を付けさせたい」⇒本当か?と疑ってしまいます。

未だに、日本では『遅れた中国、進んだ日本』という考え方が残っているというか、
逆に中国の内情がよく理解され、報道されるに従って、よりその違いの部分にスポットライトがあたり、例えば交通マナーの悪さ、道端に痰を吐く等、マナーとかの一部分に違いが当たっているように思います。

その結果、本社側からは、まぁピカピカの人材派遣は不要、ちょっと本社では出来が悪いので、中国ででも、使ってみようか、そんな人材派遣になっていないか。

管理職研修の下りも同じで、同様のスペックの人材をアメリカに出すか?
未だに中国を2流国と思っている日本の管理者は多いのではないかと。

けた違いの競争社会の中国、確かに実質15億人中、半分は箸にも棒にもかからぬわけのわからない連中がいるのも事実だが、残り半分、少なめに見ても5億人は、日本人の中間レベル、あるいはそれよりも優秀な人材が多い。

彼らが日々切磋琢磨して、人よりも1日でも早く金持ちに、人よりも1円でも多くの金を手にしたいと、

競争している社会に、過去20年競争は悪という衆愚教育の中で育った、

しかも中より下の人材を出していたのではとても使いものにならない。

実際、いくら研修やスペックやと言っても、一番大事なのは、送り出す側の中国市場への認識、位置付けかと。

ここまで↑

厳しいコメントですが言われている内容には考えさせられますね。

 

出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/