中国駐在リスク・交通事故!!
ここのところパソナの中国赴任前研修で担当した現地社員のマネジメントに関わる話題について書いています。
前回は、中国工場リスクの中でも発生確率の高い盗難、資材の横流しの事例を紹介しました。
今回は、中国工場で働く日本人駐在員が起こす問題を考えてみます。
中国現地社員のマネジメント、そして中国工場リスクというと中国人の問題だけと考えてしまうかもしれませんが、そうではありません。
実は、日本人駐在員も現地社員であり、駐在員に対してもマネジメントが必要です。
日本人駐在員が事故や事件に遭遇することもありますし、いろいろな問題を起こすこともあります。
それらを中国工場のリスクと捉えてリスク管理することも総経理や工場長の必要なマネジメントと考えなくてはいけません。
先ず考えなければいけないのが、交通事故でしょう。
中国の交通事情は決してよくありません。交通事故に遭う確率は、日本に比べれば相当高いと言わざるを得ません。
もちろん駐在員に対しては、中国内での車の運転は禁止しているところがほとんどでしょうから、自分が運転した車で事故を起こすことはないでしょう。
でも乗っていた車が事故に遭うことは起こり得ます。
わたしは駐在員時代に宿舎から工場まで会社の車である小型バスで毎日送迎を受けていました。
幸い会社の車が事故に遭ったことはりませんでしたが、工場へ向かう道すがらでは小さいものを含めるとほぼ毎日事故を目撃していました。わずか15分から20分の距離でのことです。
時には人が血を流して倒れているのを見ることもありました。
中国において交通事故は人ごとではなく、いつ自分が遭遇してもおかしくないと考えていました。
今駐在している方、是非再認識していただき注意してくださいね。