中国経験者の工場マネジメント!!

中国経験者の工場マネジメント!!

以前パソナが主催した中国赴任前研の講師をさせてもらいました。

受講者は、実際にこれから中国に赴任される方が半分、人事担当の方が半分でした。

人事担当者の方は、中国赴任者にどのような事前研修を自社でやるべきかを学ぶために受講されているとのことでした。

わたしが担当したのは、現地中国人マネジメントでした。

中国に赴任する方は、どのようなポジションであれ中国では、現地の人をマネジメントする立場になりますから、必須の課題と言えます。

担当した研修の中では、ある工場に着任した総経理の失敗を事例として、現地社員のマネジメントも工場改善と同じように現状把握をちゃんとやることが大切との話をしました。

Aさんは勤めていたメーカーの技術および品質管理担当で中国に赴任し、顧客対応や自社工場の品質管理の向上に尽力していました。

その甲斐あって赴任して数年後には、総経理を任せられるまでになりました。定年後、中国で再び仕事をしたいと思っていました。

そんな時運よく中国で工場長以上の経験者を探していたある日系企業に、中国経験を買われて中国工場の総経理として中途で採用され着任しました。

着任後、すぐに工場で気が付いた点を工場の中国人に改善するよう指示しました。

一見すると何が問題なの?積極的でいいじゃないかと思われた方もいるでしょう。

経験豊富な人ですから工場を見て回れば、いろいろな問題点が目につき、直さなくてはと考えるのはある意味当然です。

 

出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/