中国経験者の工場マネジメント!!
以前パソナが主催した中国赴任前研の講師をさせてもらいました。
受講者は、実際にこれから中国に赴任される方が半分、人事担当の方が半分でした。
人事担当者の方は、中国赴任者にどのような事前研修を自社でやるべきかを学ぶために受講されているとのことでした。
わたしが担当したのは、現地中国人マネジメントでした。
中国に赴任する方は、どのようなポジションであれ中国では、現地の人をマネジメントする立場になりますから、必須の課題と言えます。
担当した研修の中では、ある工場に着任した総経理の失敗を事例として、現地社員のマネジメントも工場改善と同じように現状把握をちゃんとやることが大切との話をしました。
Aさんは勤めていたメーカーの技術および品質管理担当で中国に赴任し、顧客対応や自社工場の品質管理の向上に尽力していました。
その甲斐あって赴任して数年後には、総経理を任せられるまでになりました。定年後、中国で再び仕事をしたいと思っていました。
そんな時運よく中国で工場長以上の経験者を探していたある日系企業に、中国経験を買われて中国工場の総経理として中途で採用され着任しました。
着任後、すぐに工場で気が付いた点を工場の中国人に改善するよう指示しました。
一見すると何が問題なの?積極的でいいじゃないかと思われた方もいるでしょう。
経験豊富な人ですから工場を見て回れば、いろいろな問題点が目につき、直さなくてはと考えるのはある意味当然です。