中国工場購入部材の品質管理責任者の仕事!!
わたしは中国駐在員のとき、購入部材の品質管理責任者をやっていました。
自社工場で使う部品や材料をたくさん買っていました。
それら部材の品質に関わるすべての問題が仕事の範疇でした。
そんな関係で中国内の仕入先工場の品質改善に取り組み、延べにすると100社くらいの工場を訪問し、改善指導を行ってきました。
時には中国内だけでなく台湾やシンガポールの仕入先にも行って品質改善に取り組みました。
自社工場の生産数量が多かったので、必然的に購入する部材の種類や数量も大量でした。
恥ずかしい話ですが、購入していた部品や材料からは毎日のように不良が見つかったと生産現場から報告が入ってきました。
それら日々発生する部材不良への対応や処置、仕入先から提出される不良の原因対策報告書の内容チェックなど、これだけでも膨大な作業量でした。
何とか満足できるレベルの内容の報告書は全体の半分にも満たない状況で、部下である中国人スタッフを通して何度も出し直しさせることは日常茶飯事でした。
部下であった中国人スタッフは早く処理を終わらせたいので、不十分な内容でも確認済みの判を押してこちらに回してきます。
正直わたしも何度となく不十分な内容でも処理を終わらせようと思うこともありました。
でもわたしの中の良心というか何かがそれを思いとどまらせてくれました。
中国人の部下たちには、きちんとした内容にさせることが仕入先のレベルを上げることにつながると言って頑張ってもらいました。